マッサージ後の水分補給で老廃物を排出!「白湯(さゆ)」や常温の水がデトックスに最適な理由

マッサージを受けた後、セラピストから「お水を多めに飲んでくださいね」と声をかけられた経験はありませんか?これは単なるサービスや喉の渇きを癒やすためだけのアドバイスではありません。実は、施術後の水分補給は、マッサージの効果を完結させるための非常に重要な「仕上げのプロセス」なのです。マッサージを受けると体は軽くなりますが、体の中では大きな変化が起きています。このメカニズムを正しく理解し、適切な水分補給を行うことで、老廃物の排出(デトックス)効果は何倍にも高まります。逆に、ここで水分を摂らないと、せっかくの施術効果が半減するどころか、体調不良を招くことさえあります。今回は、なぜ施術後に水が必要なのか、そしてなぜ「キンキンに冷えた水」ではなく「白湯」や「常温の水」が良いのか、その科学的な理由について詳しく解説します。

img
  • マッサージで流れ出した「老廃物」の行方

    マッサージを受けると、凝り固まっていた筋肉がほぐされ、圧迫されていた血管やリンパ管が拡張します。すると、筋肉の中に溜まっていた疲労物質(乳酸など)や、細胞から出た不要なゴミ(老廃物)が、一気に血液やリンパ液の中に流れ出します。これを川の掃除に例えると、川底の泥(老廃物)を棒でかき混ぜて、水の中に舞い上がらせた状態と言えます。 しかし、舞い上がらせただけでは掃除は完了しません。この泥を含んだ水を下流(腎臓)まで運び、ろ過して体外へ排出(尿や汗として)して初めて、体の中がキレイになったと言えるのです。この「運搬」のために不可欠なのが「水」です。施術後に水分が不足していると、血液中の濃度が高くなり、ドロドロの状態になってしまいます。これでは老廃物をスムーズに腎臓まで運ぶことができず、一度流れ出た老廃物が再び体内に留まってしまうことになります。これが、施術後にだるさや頭痛を感じる「揉み返し」の一因となることもあります。たっぷりと水を飲むことで、体内を洗い流すイメージを持ちましょう。

  • なぜ「白湯」や「常温の水」がベストなのか

    水分補給といっても、何を飲んでも良いわけではありません。特にマッサージ直後の体にとってベストなのは「白湯(さゆ)」または「常温の水」です。これには明確な理由があります。施術後の体は血行が良くなり、ポカポカと温まって代謝が上がっている状態です。ここに氷入りの冷たい水を流し込んでしまうと、内臓が急激に冷やされ、驚いて血管が収縮してしまいます。すると、せっかく良くなった血流が悪くなり、代謝も低下して、デトックス効果が弱まってしまうのです。 一方、体温に近い温度の白湯や常温の水は、内臓への負担が少なく、スムーズに吸収されます。特に白湯は、内臓を温める効果があるため、副交感神経をさらに優位にし、リラックス効果を持続させる働きもあります。また、胃腸が温まることで全身の循環がさらに促進され、利尿作用も高まるため、老廃物をいち早く体外へ出す手助けをしてくれるのです。カフェインを含むコーヒーやお茶、アルコールは利尿作用が強すぎて脱水を招く恐れがあるため、やはり純粋な「水」が一番の特効薬と言えます。

  • 翌朝の目覚めを変える「コップ一杯」の習慣

    具体的な飲み方としては、ガブ飲みするのではなく、コップ1〜2杯程度の水をゆっくりと時間をかけて飲むのが理想的です。施術直後だけでなく、その日は寝るまでの間、こまめに水分を摂るように意識してください。しっかりと水分を補給して眠りにつくことで、寝ている間に行われる体の修復作業がスムーズに進み、翌朝の尿とともに大量の老廃物が排出されます。 「マッサージを受けた翌日、尿の色が濃かった」という経験がある方もいるかもしれませんが、それはまさにデトックスが成功している証拠です。美しい肌や疲れにくい体を作るためには、内側からのケアが欠かせません。プロの技術で外側から筋肉をほぐし、適切な水分補給で内側からキレイにする。このサイクルを意識することで、マッサージの満足度は格段に上がります。ぜひ次回の施術後からは、セラピストのアドバイス通り、温かいお水を一杯飲んで、極上のデトックス体験を味わってみてください。

出張マッサージならリブスパ東京にお任せください

マッサージ|LIVESPA東京

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
img img img img